G線上のあなたと私
あーもーすごいよかったんです、ってことを話します。
今日は、朝から帰るまで、昨日撮り溜めしたこのドラマのことが頭から離れなくって、お昼にネットニュースで「最終回、絶賛の嵐」っていう見出しを見てしまい、気になるけどネタバレあるかもだから見ちゃダメと自制しながら1日を過ごしたのです。
最初は、波瑠ちゃんかぁ、結構好きだし、見ようかなぁ〜ってくらい。
正直、はじまって数話は、これ面白いかな?どうかな?って思ってた。
でも脚本はいいなとも思ってて。
言葉の選び方、順番、間。
原作が漫画だったっていうのは知ってたけど、読んでなかったし。
原作者の別の作品もドラマ化されてたり、無料で読める漫画だけ読んで、なんとなく人間らしさのあるストーリーというか、ありそうなところをかすっていく感じというか、そんな作品を描く人だなってイメージだから、ベースは面白いんだろうなっていうのがあった。
ちゃんと毎週録画してあったはずなのに、うまく撮れてないことが何度かあって、その度にディーバーにお世話になって、でもやっぱ、大きい画面で見たいなぁと思って、最終話ではちゃんとそれが叶いました。
どこかのネットニュースで、やっぱりメインどころの恋愛に突入するまでが長すぎるって書いてあったけど、私はそれでも良かったと思う。
最近はドラマも10話で話をまとめなきゃいけなくて、脚本家だって演出家だって大変だよ。
でも、あの2人の関係性は、その「長すぎる前置き」でこそ築かれた信頼であって、それこそがこのドラマの大事なとこだったんじゃないかな。
「何歳になったって、前を向いていける」
最後らへんのセリフでこんなのがあったけど、これが言いたいんだよね、きっと。
大人になっても、何歳になっても、人間って繋がっていけるんだって、思わせてもらえる。
その時間が、ストーリーが、大切だったんじゃないかなって。
やえこちゃん(波瑠ちゃん)の、可愛い一方で、親近感を抱かせてくれる、あのちょうどいい「普通感」も好きだし、
りひとくん(中川くん)も、はじめて出てるドラマ見たけど、なんかいいじゃん(照←若い男の子を良いなと思ってる自分に照れ。笑)、みたいに思った。
で、これが1番言いたいことなんだけど、北河さん(松下さん)が、すんばらしかったんです。
テンション高い時もいいんだけど、それより、低い時の、表情の変化がすんごいなぁ〜って思った。
全部を言葉にしてるわけじゃないのに、目だけで語る、伝えることができる。
すごいなー役者さんってすごいなーとしみじみ感じる。
北河さんの立場にはまだまだ遠い私だけど、なんかうるっときちゃったよ。
お姑さん、最後には良い関係になれて良かったね。
ハッピーエンドだけど、このエンドにはその先を想像させてもらえる。
北河さんの「これからもいろいろあると思うけど」っていうセリフが、続いていく日常をリアルに思わせてくれる。
なにか、はじめてみようかな、そんな気にさせてくれるドラマでした。