On the way

思いつくまま気の向くまま

無題

夢をみた

とてもかなしい夢だった

二度寝したことを後悔した

 

大切な人を失う夢だった

 

悲しくて悲しくて

それでも見上げた空が青く 青く

深く青く

雲の厚さは壮観で

それでも進むのだと

立ち止まりながら

頭ではわかっている夢だった

 

図書館のような 本屋のような

そんな場所を走り抜け

坂道を駆け降り

みんなで必死に探した

 

でも

いくら叫んでも

戻らない夢だった

 

気がつくと一人

登って家族を見つけ

まぶたが潤んだ

 

大切にしよう

できるだけ

後悔しない分だけ

 

夢でさえ

深く 重い