2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
昔から、宮大工に憧れがあった。 木を扱う職人さんにぐっとくるものがあった。 そんな私の好みなんて知らない友人から、面白いと紹介された本だった。 必要な時期に、必要なものは手に入る。 読み始めた時、そういう気持ちになった。 時間がかかるということ…
一気に読めたわけではないけれど、なんとも言えぬ重さがあった。 重厚感のある、読み応えのある作品だと思う。 なにより私は、その時代のロシアのことを知らない。自分の無知を知るのと同時に、静かな好奇心がふつふつと湧いてくるようだった。 そういえば、…
本屋大賞にしては、静かな物語だと思った。 もっとはっきりしている作品が多いイメージだった。 けど、これはこれで、味わい深い。 本屋大賞は、豪華なフレンチではないけれど、美味しいイタリアンくらいのイメージだった。でもこの作品は、美味しい創作和食…