繰り返すことについて。
昨夜、ふと思ったことをつらつらと。
毎日、生きるだけで、汚してる。
なにをしなくても、髪の毛は部屋の床に落ちていくし、お風呂に入れば、使ったタオルが出てくる。
ご飯を作れば生ゴミと使用済みの調理器具と食器が出てくる。
そして、最初は億劫だと思っていたお皿洗いをひとつひとつ、片付けていくと、最後にふきんで拭いて綺麗になったキッチンを見て、達成感を覚える。
毎日、これの、繰り返し。
生活とは、生きるとは、
汚すことと綺麗にすること。
散らかすことと片付けること。
これの繰り返しのように思えた。
生きるためには汚さねばならず、
心の秩序を保つには、綺麗にせねばならぬ。
綺麗にするという行為は、
結果的に、自身の精神をリセットすることになる。
だから、最後の一拭きを終えたとき、静かな満足感と安心感を得られるのだ。
生きることでこの2つが繰り返すなら、
死ぬことはきっと前者だ。
この世に自分の器をそっと置いて、
魂はどこかへ行ってしまう。
そしてその器を、
誰かが綺麗にして線香を上げるのだ。
こうして繰り返しは続き、
生きるということは次の誰かに引き継がれる。
そして、それは多くの場合、親から子へと引き継がれる。
親から子が生まれるように、
親は子によって秩序に、摂理に還される。
誤解してほしくないことは、
この意味は死が穢れであるという思想とは違うということ。
ここでは、汚すこととが悪ではないこと。
生きるうえで不可避であること。
そしてこれは、生死についてのひとつの見方に過ぎないこと。
他の考え方や見方は持ってるし、
なんとなくキッチンが綺麗になったから、
徒然なるままに書いてみただけのこと。
昨夜下書きをしてから、気がついたらアップできてなかったなぁ。
今日は快晴。